投資を始める前に知っておくべき基本は？
投資を始める前に知っておく基本は、３つだけです。
１：投資の資金は生活余剰金で行う
２：投資の商品を知る
３：投資による利回り（儲け）の相場を知る
１：投資の資金は生活余剰金で行う
投資商品を購入した場合、買った時よりも下がることはよくあります。
生活に必要なお金を投資に回していて、急な出費があったときに対応できないと、
その投資商品を安く売る必要が出てきます。
生活が守られている安心感の元で投資をすれば、心にゆとりがでるので成功確率も上がります
ちなみに生活に必要なお金っていくら準備すればいいの？
よく質問を頂きます。
各家庭により状況が異なりますが、一つの目安として
会社員・公務員：「最低限の生活費」の１年分
自営業：「最低限の生活費」の２年分
とお伝えしています。
「最低限の生活費」とは住居費、食費、光熱費、通信費の合計です。
この最低限の生活費が高い人はまず「節約する力をつける」のページで生活の見直しをしましょう。
会社員、公務員が自営業よりも少なくてもよいのは、「節約する力」の「保険を見直す」
のページでも説明している通り、社会保障制度が手厚いからです。
２：投資の商品を知る
投資はたくさんの種類があります。
結局は昔から存在し続けている投資商品が手堅いので有名どころを知りましょう
・株式―株式会社が資金を調達する為に発行する証券のこと。詳細は「株式投資とは？」のページにて説明
・債権―国や地方公共団体、企業などが発行する「借用書」のこと。
・不動産－マンション１室やアパート１棟を購入し家賃収入を得る投資
・預金－銀行に預ける（貸す）ことによって利息を得る投資
・ゴールド―現物資産で金を持つ投資
「投資の種類は？」のページで詳しく説明しています。
個人的には「株式」「債権」「不動産」で資産所得を形成することが
オススメです。順次説明していきます。
３：投資による利回り（儲け）を知る
例えば１００万円を投資して、年間５万円儲かった場合、利回り５％といいます。
（５万円÷１００万円×１００）
１００万円を投資して、年間５０万円儲かった場合は利回り５０％となります
利回り５０％だと、２年で元が取れます。
利回りが合計１００％になったら、投資した元本と同じ額を稼いだということですね。
ということは、極力利回りが高い投資商品を見つけ、全力でお金を投入すればよいのでしょうか？
もちろん、そんなことはありません。利回りが高いということは、通常その分リスクも高く、その利回りは絵に描いた餅であるケースが多いです。
例えばどんなケースがあるのか？
例えば株式の場合、配当２０％！の会社があるとします。
５年間持ち続けると元が取れて、それ以降は持っているだけでお金を生み出してくれる資産所得となります。
しかし経営不振で配当が出せなくなったり、株価自信が下がることにより配当で２０万円もらえたけど株価が下がって５０万円損することがあります。
不動産の場合、利回り２０％の物件があるとします。
５年間誰かに貸すと元が取れてそれ以降は持っているだけでお金を生み出してくれる資産所得となります。
しかし、住む人を募集しても誰も借りてくれず、１年間ずっと空室だとしたら収入は０円です。
株式の配当については20.315％の税金が引かれますし
不動産も固定資産税がかかり続けることも考えると、上記の場合は到底資産所得とは言えないです
年間の利回りは「数％が普通」であることをまずは理解し、
「ノーリスクで利回り２０％！」「絶対儲かる！」「高利回り確定！」
などの投資商品を紹介されたとしても飛びつかず、冷静に考えましょう。
（そんな魅力的な商品を投資初心者で赤の他人であるあなたに紹介するメリット、ないですよね）
投資商品について詳しくはそれぞれのページで説明します。
